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果物を焼く

長い夏が終わり、過ごしやすくなって

きました。

旬のものをよく食べて、夏にたくさん

汗をかいて消耗した体力を寒くなる前

に回復させておきましょう。


11月8日の立冬までは秋の土用の期間

です。

季節の変わり目の影響で、体調や情緒

のバランスが崩れやすいとされており

注意が必要です。


今年はインフルエンザの流行がすでに

始まっているそうです。

冷えや疲労は、免疫力を低下させると

いわれています。

このところ昼夜の気温の差が10℃も

あり体温の調節が難しいですが、上着

や肩掛けなどで調整して身体を冷やさ

ないようにお気をつけください。


これからの季節は冷えの対策が健康を

維持するための焦点となります。

東洋医学では、自覚症状としての肌寒

さ以外にも、以下のような徴候が複数

あるときは冷えていると考えます。


・顔が青白い

・舌自体や舌の苔が白い

・脈が遅い

・水っぽい下痢をしやすい

・明け方に下痢しやすい

・冷たい飲食物で腹痛を起こしやすい

・筋肉をつりやすい

・汗が出づらい

・色が薄い尿がたくさん出る


冷えがあるときは、水分摂取をすこし

控えたほうがいい場合があります。

ホットドリンクであっても、暖をとる

ためにひっきりなしに飲むのは避けま

しょう。

お湯もいずれ水に戻り、熱を冷ますと

考えられているからです。


秋は果物が美味しい季節ですね。


みずみずしい旬の梨や柿やリンゴは、

薬膳では身体を潤す効果があり、空気

の乾燥が始まる秋にはぜひ食べておき

たい食材なのですが、同時に身体を冷

やす作用も持ち合わせています。


冷えがある方が食べ過ぎると、腹痛が

起こったり、便がゆるくなったりする

かもしれません。

冷蔵していた果物は常温に戻し、少量

ずつ召し上がってみてください。


また、果物に火を通したり、ドライフ

ルーツにして食べると、潤す効果を得

ながら冷えは防ぐことができるのでお

薦めです。


冷やす作用が強い柿は昔から、干し柿

にして冷やす作用を弱め、身体に優し

いかたちで食べられてきました。


漢方や薬膳の分野では、よく生の果物

をトースターやオーブンで焼いて食べ

ることを推奨していたりします。

焼きリンゴは有名ですが、「焼き梨」

「焼き柿」「焼きミカン」「焼きバナ

ナ」などでも検索するとすぐに調理法

が出てきますよ。


果物が豊富な日本では生で食べること

が多く、加熱するのがもったいないと

思われるかもしれません。

お腹が冷えやすく、便がゆるいような

ときはお試しになってみてください。

星空散歩治療院 果物を焼く


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