膈兪の効能

ツボの効能シリーズです。

























膈兪(かくゆ)は背中にあるツボです。


左右の肩甲骨の下の角を結んだ高さで

背骨との交点から、患者さん役の人の

手の親指の関節部の横幅×1.5の距離

(1寸5分)外側にあります。


肩こりがある方の膈兪に触ると、筋肉

のスジに沿って縦に長いしこりが感じ

られるかもしれません。


デスクワークの結果、首や肩がこって

つらくなるという方は多いですが、そ

の次くらいに背中が張るという訴えも

よく伺います。


また背中に自覚症状がなくとも、肩こ

りを訴える患者様の背中は、大抵硬く

なっているものです。


現代医学的には猫背姿勢などの問題に

よって背中の筋肉に負荷がかかりすぎ

るためだと解釈されます。


東洋医学的には、膈兪というツボには


・上半身の血の巡りの悪さ

・ストレス

・動悸や不眠傾向

・呼吸の浅さ

・胃の不調

・頭や顔のほてり


などの症状が反映されると考えられて

います。


膈兪を柔らかくすることができれば、

上記のような症状の緩和も望めるわけ

ですが、単純な背中のコリではなく、

メンタルや内臓、自律神経の不調など

が反映しているときに、膈兪の硬さを

和らげることは至難の業です。

マッサージをして一瞬柔らかくなって

も、またすぐに硬さが戻ってしまうの

です。


もし膈兪の部分が慢性的に硬くなって

いるように感じられたら、まずは労働

と休息のバランスがとれているか、無

理をしすぎていないかなど、ご自身の

生活を振り返ってみてください。


睡眠時間を多めにとってみたり、好き

なことをしてリラックスすると、背中

の硬さは和らぎやすくなりますよ。


また深呼吸もお薦めです。

目を閉じて背骨に感覚を集中させなが

ら深呼吸すると、呼吸にともない背骨

も動いていることが感じられると思い

ます。

痛みや突っかかりがなく、滑らかに波

うつ背骨の動きが感じられるまで続け

ると、そのときには背中の筋肉も緩ん

でいるはずです。


肩甲骨のあいだを、ホットタオルなど

で温めるのも効果的です。

冷たい飲食物の摂りすぎで胃が冷えた

可能性があるときなどにも、お試しく

ださい。


ご家族がいらっしゃる方は、背中を上

から下に撫でてもらうのも、いいかも

しれません。

うつ伏せでも座った姿勢でも構いませ

んが、リラックスできる優しい力加減

で撫でてもらってください。


強い力でうつ伏せの人の背中を押すと

肋骨に負担がかかる場合がありますの

で、ご家族のなかでマッサージをする

ときにはご注意ください。


どうしても揉みほぐしたいときは、仰

向けで背中の下に小さめのボールを入

れて、転がしてみてください。

くれぐれも筋肉を傷めないように、や

りすぎにはお気をつけください。


この膈兪というツボには、過労やスト

レスが反映されているのだ…と覚えて

おいていただき、生活習慣をリセット

するバロメータとしてお使いになって

みてはいかがでしょうか。


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