花粉症と栄養
三寒四温といえるような気候になって
きましたね。
湯島天神の梅ももうすぐ満開といった
気配です。
花粉症の症状についてのご相談も増え
てきました。
東洋医学では、アレルギー体質の改善
には、半年~1年間の節制が必要だと
いわれます。
逆に、これまで多忙で疲労が蓄積して
いたり、不摂生を続けてしまっていた
方には、花粉症の症状がもしかすると
強めに出てしまうかもしれません。
花粉が飛び始めてからでも、一般的な
対策はぜひ取り入れてみてください。
花粉症の薬は、症状が出る前から飲み
始めると効果的だそうです。
毎年花粉症に苦しんでいる方は、医師
にご相談の上、初期療法を試してみて
はいかがでしょうか。
またビタミンDに花粉症の症状を軽く
する効果があるそうです。
ビタミンDを豊富に含む食品としては
・鮭、イワシなどの魚介類
・キクラゲ、シイタケなどのキノコ類
・卵
・レバー
・牛乳
などがあります。
ビタミンDは油に溶ける性質があり、
調理して油と一緒に摂取すると吸収し
やすくなります。
また、マグネシウムが不足していると
ビタミンDがうまく働きません。
マグネシウムを豊富に含む食品には、
・海苔やワカメなどの海藻類
・干しエビやシラス干しなどの魚介類
・きな粉や納豆などの豆製品
・切り干し大根
・ホウレンソウ
などがありますので、あわせて不足し
ないようにしたいものです。
ビタミンDは、日光浴をして紫外線を
浴びることでも生成されます。
夏は5分、冬は30分程度でも効果が
ありますが、窓ガラス越しではなく直
に日光を浴びる必要があるそうです。
日焼けが気になる方は、メラニン細胞
が少ない手のひらに日光を当てる方法
が推奨されていますよ。
サプリメントでビタミンDを摂取して
いる方は、過剰症にご注意ください。
ビタミンDをとり過ぎると体内に蓄積
して、食欲不振、吐き気、嘔吐、筋力
低下、神経過敏などの症状が出ること
があります。
必ず用法・用量を守って服用してくだ
さい。
いずれにしても、過労やストレス、生
活習慣の乱れなどが体調を悪化させ、
アレルギー症状の引き金にもなりうる
ことは、論を待たず、どなたも感覚的
に理解できることだと思います。
春は気温や気圧の落差も大きく、気候
への対応で自律神経が疲れがちです。
毎年花粉症の症状で苦しい思いをして
いる方は、対症療法をしつつもまずは
よく休んだり、適度に気晴らしをした
りして、ご自愛なさってくださいね。

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