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休養学

2025年がスタートしました。

本年もよろしくお願いいたします。


現在は冬の土用の期間中です。

季節の変わり目にあたり、人の体調も

不安定になりやすいときです。

胃腸の調子が良好だと問題なく過ごせ

るといわれていますので、2月3日の

立春までは、暴飲暴食を避け、温かい

ものを食べてお過ごしください。


さて、東洋医学では冬はエネルギーを

温存するべき季節だとされています。


そのため、他の季節より早く就寝して

遅く起床する、静かに穏やかな気持ち

で過ごす、などのことが冬に推奨され

る養生となっています。

そうすることで急激な老化を防ぎ、春

に体調良く、元気に活動を始めること

ができるといわれます。


日本では、年末年始に連休をとる方が

多いものの、宴会や帰省、家事などの

予定もあったりして思いのほか忙しく

過ごしてしまう時期かもしれません。


立春を前に、疲れが溜まってはいない

でしょうか。

疲労感を感じつつも、日々のタスクの

ために頑張っている方が多いだろうと

思います。


日本リカバリー協会が提唱する「休養

学」によると、疲労は、発熱、痛みと

ともに、病気につながる大生体警報

に位置づけられるとのことです。


疲れ(活動能力の低下)を感じること

は、命を守るために休養してください

という警鐘であり、それを無視し続け

ると病気の範疇に入っていきます。


数週間から6か月未満疲れが続く状態

を「亜急性疲労」、か月以上持続す

る疲労を「慢性疲労」と区別し、これ

らの段階で医師の診察を仰ぐと、病名

がついてしまう可能性もあります。


そうならないために、どう休養すれば

良いのでしょうか。


休養学によると、

活動→疲労→休養(睡眠・安静など)

→活動→疲労→休養…のサイクルに、

「活力を養う」ことを加えて、

活動→疲労→休養→活力→活動……に

して循環させていくことが推奨されて

います。


活力を養う方法としては、適切な運動

や栄養の摂取などの「生理的休養」、

人や自然との交流、娯楽、クリエイテ

ィブ活動などの「心理的休養」、買い

物や外食、旅行などの「社会的休養」

などがあるとされます。


忙しい毎日でも、自身の趣味・嗜好に

合った楽しみや気晴らしを生活に入れ

込み続けることが疲労回復のカギなの

かもしれません。


春は寒暖差も大きく、花粉症もあり、

意外にも体調が優れない方が多い季節

です。

本格的に春めいてくる前に、良い休養

をとって疲労感を解消できるといいで

すね。


星空散歩治療院 休養学

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