慢性の痛みとは

12月1日に、鍼灸学会Tokyoさんの研修会

に参加させていただきました。

 

鍼灸の効果を科学的に検証する研究など

の第一人者である伊藤和憲先生が講師を

務められ、慢性の痛みの機序や治療法を

勉強しました。

 

包丁で指を切ったとか、階段から落ちて

腰を打ったときの痛みなどを、急性痛と

いいます。

痛みの原因が明確で、適切に治療しケガ

が治れば、痛みも消えることがほとんど

でしょう。

 

これとは別に、ケガが治った後も痛みが

残り続けたり、原因となるケガや病気が

見つからないにも関わらず、長い期間、

痛みを感じ続けている方がいらっしゃい

ます。

このような痛みを慢性痛といいます。

 

なぜ慢性痛が起こるのかというと、脳の

変化が疑われるそうです。

 

通常は、組織のセンサーが刺激を受け

取ると、神経を介してその情報が脳に

送られ、脳で神経伝達物質が分泌される

ことで、痛みと認識されます。

 

慢性痛の場合は、神経から痛みの情報が

伝わって来ていないのに、脳で痛み物質

が分泌され続けているそうです。

 

その機序には、かつての痛みの記憶や、

ストレス、情緒の働きなども大きく関わ

っているといわれます。

 

慢性痛の治療に、うつ病の薬が使われる

ことがあるのは、こういった理由のため

です。

 

慢性痛の場合は、痛み自体が疾患となり

ますので、とにかく痛みを止めることが

治療となります。

 

鍼灸は組織の血流促進や、脳内で鎮痛に

作用する物質を活性化させる働きがあり

ますので、原因不明の慢性痛にも効果が

期待できます。

 

慢性の痛みを抱えている患者様ご自身に

も出来ることがあります。

 

脳の環境を整えるため、食事でしっかり

と栄養を摂ることが必要です。

脳と腸は情緒の面でも関連が深いので、

ぜひ腸内環境も整えてください。

 

各種ビタミンやミネラル、必須アミノ酸

や食物繊維などをバランス良く摂って、

鎮痛に働く物質の原材料が足りなくなら

ないようにしましょう。

 

また、日光を浴びることにより鎮痛物質

が分泌されたり、ビタミンが活性化され

たりしますので、適度に日光浴をしてく

ださい。

 

講師の先生も、薬剤や鍼灸で治療する

ほかに、養生の重要性を語っておられま

した。

 

痛みはそれ自体がストレスであり、気持

ちを落ち込ませるものです。

 

慢性痛の悪循環を断ち切るためにも、

鍼灸により効果的な鎮痛効果を出せる

ように、今後も研究していきたいと思い

ます。

 

 

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