五臓② 心

東洋医学で”心”は「君主の官」と

いわれます。

将棋でいうなら王将。

重要な器官であり病が及べば命に関わる

一大事という認識は現在と同じようです。

 

心の生理作用は

「血脈をつかさどる」

「神(シン)を蔵す」

ということです。

 

血脈とは血液を運行させて全身に栄養を

運ぶ役割というような意味で、現代的な

心臓の認識と重なっています。

 

神を蔵すの”神”とは精神のことです。

高度な精神機能や理性を意味し、魂や魄

といわれる無意識やそのほかの精神機能

を統括しています。

緊張すると心臓がドキドキするように、

古代の人が精神は心臓のなかにあると

考えたのも無理からぬことです。

 

心が不調となると動悸や胸痛、胸苦しさ、

顔色は暗く唇は青紫になったりします。

心の状態は顔面の色つやに反映しやすい

のです。

また精神や意識、思考判断に異常を

きたし、不安感や忘れっぽさ、不眠や

夢をたくさん見たり、狂乱してわめく

などの症状が出ることもあります。

 

また心は舌を通じて外界と交通している

と考えられており、不調の際には言語

障害や味覚障害が現れることも考えられ

ます。

 

現在、重度の心臓病の方を鍼灸院で診る

ことはまれですが、心が不調にならない

ように養生をお勧めします。

 

心は五行説では火に配当されているの

ですが、これから来る夏という季節、汗

という体液、赤い色、苦味という味覚

なども同じく火のカテゴリーです。

 

夏によく汗をかいたあとは、トマトや

スイカなどの赤い食材、ゴーヤやレタス

などの苦みのある食材を食事に取り

入れるのはいかがでしょうか。

心を補うことができ、身体にほどよく

水分が入って身体の熱を冷ますことが

できます。

心臓への負担軽減や高血圧、夏の不眠、

情緒不安などに効果的だと思いますよ。

 

 

 

 

 

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