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冷え対策

先週は急な気温低下が身体に堪えたの

ではないでしょうか。

まだ寒暖の差は大きいですが、季節は

着実に冬に向かっているようです。

寒い季節が苦手な方は多いです。

冬にカゼを引きやすい

関節が痛みやすい

肩がコリやすい

お腹が痛くなりやすい

生理痛が強くなりやすい

などの症状には、冷えが関わっているか

もしれません。

冷え自体が辛くて鍼灸治療を希望される

方も多いですが、まずは衣服や食事が

適切かどうか見直してみましょう。

寒い環境で薄着をしているときに、手足

の末端から徐々に冷えてくるのは自然な

現象なので、鍼灸治療で改善させること

は難しいです。

寒い場所に居なければならないときは、

我慢し過ぎずに温かい服装をし、カイロ

や暖房を適宜使っていきましょう。

また食事や飲み物は温かいものを摂って

ください。

漢方の分野では、夏でも体温より冷たい

ものを飲食しないほうが良いといわれて

います。

冷えると同時に頻尿になるという方は、

エネルギー不足が疑われます。

「気」を産生する場所である胃腸の機能

低下を防ぐためにも、冷たい飲食物は

厳禁です。

お弁当は温めなおして食べていらっしゃ

いますでしょうか。

居酒屋の飲み放題で冷たいものをたくさ

ん飲んでいないでしょうか。

ぜひ気をつけてみてください。

一方、真夏に外を歩いても汗をかかない

とか、お風呂から上がった一瞬の後には

もう寒くてたまらないという方の冷えに

は、病的なものがあるかもしれません。

疲労や虚弱からエネルギーを著しく消耗

していたり、代謝の低下や血の巡りの悪

さなども考えられます。

このようなとき、積極的に摂りたいのが

身体を温めたり、循環を良くする作用が

ある食材です。

とくに生姜、シナモン、山椒は、漢方の

生薬でありながら食品でもあり、冷えの

養生御三家といわれて重宝されています

よ。

生姜は火を通したものを使います。

心肺や胃腸を温めるため、寒い時期に

不整脈などが出やすい方や、お腹が痛く

なりやすい方に効果的です。

シナモンは肉桂(シナモンスティック)

を使えば、腰や脚、婦人科系の冷えに

効き、桂枝(シナモンパウダー)を使え

ば寒い時期の呼吸器系の不調に効果が

期待できます。

妊娠中の方は摂り過ぎないようにご注意

ください。

山椒は全身の冷えに効くといわれます。

冷えると喘息発作を起こしやすい方にも

お薦めです。

香辛料としてお料理の風味づけに使った

り、お茶に加えたりするのが一般的な

摂り方かもしれません。

胃が荒れたり、ほてりが出てしまったり

しないように、体調と相談しながら少し

ずつ継続的に摂り、体質改善の一助と

なさってください。

星空散歩治療院 冷え対策

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