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コロナと鍼灸

当院は4/27(月)から営業を再開いたしました。

休業中はご不便をおかけし、申し訳ございませんでした。

いまのところ感染爆発に至らずに済んでいるのは、皆の外出自粛の成果にほかならないですね。

前の記事にも書きましたが、休業中には新型コロナウイルスについて、信頼できそうな情報を集めたりしていました。

しばらくはこの感染症と、世の中全体として付き合っていくことになるのかもしれません。

鍼灸やマッサージという業種につきものの、接触による感染の不安を完全に払拭することは難しいだろうと思います。

当院では、科学的な裏づけのある対策を誠実に実行することで、すこしでも安心して治療を受けていただけるように、環境を整えています。

ご不安やご質問などありましたら、遠慮なくお伝えくださいませ。

よろしくお願い致します。

さて、中国では、今回の感染症の治療に漢方薬が使われて、大きな成果を上げたことが知られていますが、じつは鍼灸も使われているようです。

防護服を着て完全防備した中医鍼灸師が隔離病棟で鍼灸施術をしている写真を見る機会がありました。

中国では鍼灸師は医師なので、このようなことも出来るのだと思います。

中国鍼灸学会ガイドラインによる、新型コロナウイルス感染症の経過観察期に推奨されているされるツボを、抜粋してご紹介します。

〇主穴(メインのツボ)

(1) 風門、肺兪、脾兪

(2) 合谷、曲池、尺沢、魚際

(3) 気海、足三里、三陰交

治療ごとに各群から1~2穴を選択する

〇配穴(症状により加えるツボ)

・発熱、喉の渇き、乾性咳が組み合わさった症状は、大椎、天突、孔最

・悪心嘔吐、軟便、舌が大きくむくみ、バターのようなべっとりとした苔がつき、細く柔らかい脈が組み合わさった症状は、中脘、天枢、豊隆

・疲労感、脱力感、食欲不振が組み合わさった症状は、中脘、臍から上下左右に1寸離れた4か所、脾兪

・透明な鼻水、肩と背部の痛み、白っぽい舌、白い苔、ゆったりとした脈が組み合わさった症状は、天柱、風門、大椎

全経穴を無料でデータベース化しているサイトが見当たらないので、ツボの位置を知りたい方は、ツボの名前で検索してみてください。

ガイドライン日本語訳の全文はこちらをご覧ください。

 ↓

背中や首のうしろのツボも含まれていますので、ご自身ではすこし押しづらいかもしれません。

発熱症状がなければ、ツボの位置をホットパックやカイロで温めてもいいと思います。

カゼのような症状が出て検査も受けられないような、不安な状況のときに、お役立ていただけたらと思います。

星空散歩治療院 コロナと鍼灸

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