目と肝臓

網膜色素変性症という目の病気があり

ます。

視力が徐々に低下して失明することも

ある難病です。

 

先月、京都大学のグループが、肝硬変の

治療に使われてきた「分岐鎖アミノ酸製

剤」という薬を投与することで、この目

の病気の進行を抑えられる可能性がある

と発表しました。

 

このブログでも何度か書いたことがあり

ますが、東洋医学的な“肝”とは、のびの

びとした気の巡りと、血の貯蔵をつかさ

どる臓腑です。

 

そのほか、“肝”は筋を支配し、“肝”の

状態は爪にあらわれ、“肝”は目を通じて

外界と交流していると考えられています。

 

そのため鍼灸の世界では、筋肉や目の疾

患があれば、肝経のツボへのアプローチ

を考慮することがよくあります。

 

それで今回の、肝臓に効果のある薬が

目の網膜にも効く可能性があるという

ニュースは、肝と目の親和性の一端が、

科学的にもあらわれたように感じられま

した。

 

ちなみに「分岐鎖アミノ酸」とは、人体

に不可欠な必須アミノ酸のバリン、ロイ

シン、イソロイシンのことで、これらは

筋肉と脳で代謝されます。

 

肝臓が悪くなり、身体に有毒なアンモニ

アを解毒できなくなると、筋肉が分岐鎖

アミノ酸をエネルギー源にして、アンモ

ニアを解毒処理してくれることがわかっ

ています。

 

綿密な観察と膨大な統計によって、2千

年以上も前に、肝臓と目と筋肉に関係性

が深いことを気付いていた古代の人々は

偉大だな…と思います。

 

現在は科学的根拠が乏しいと言われがち

な東洋医学ですが、科学の進歩とともに

裏付けがなされていくのかもしれません

ね。

 

 

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