東洋医学と人体
鍼灸師が東洋医学的な考え方に
基づいて治療をするとき、
まず人体を東洋医学的観点から
捉えなおさなければなりません。
「心臓」は皆さまご存じのとおり、
血液を全身に送り出すポンプの役割を
担う臓器ですが、東洋医学的には
精神機能全般もつかさどっています。
つまり「脳」みたいな役割もあると
考えられているわけです。
「肝臓」はアルコールを分解したり、
胆汁を生成したりと、さまざまな
化学反応が行われている臓器ですが、
東洋医学的には「のびのびとした気の巡り」
をつかさどる臓器であると考えます。
「脾臓」は東洋医学的には消化器系全般を
指す言葉だったりします。
東洋医学的な内臓は、わたしたちに
なじみ深い現代生理学の内臓とは違う、と
いうことなのですね。
ちょっと難しいでしょうか?
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