坐骨神経痛について②
神経痛全般に言えることなのですが、
マッサージや指圧だけだと、症状改善まで
に治療期間や治療回数をかなり必要として
しまう印象があります。
もし怖くなければ、マッサージにプラスして
鍼や骨盤調整を試してみてください。
坐骨神経痛の原因となる患部は、背骨のわき
だったり、おしりの筋肉の深いところだったり
するので、深くまで届く鍼のほうが、患部に
ダイレクトに刺激を入れることができます。
ヘルニアが原因の場合は、その周囲の血行を
良くすることでヘルニアの縮小を目指します。
椎間板から飛び出した組織は、身体から異物と
認識されるので、白血球の貪食作用によって
掃除してもらえる可能性があるのです。
脊柱管狭窄症や腰椎分離すべり症など、腰の
骨がつぶれたり分離してしまったために神経に
触り、痛みが起こっているものは、手技療法
では根治が難しいかもしれません。
ただ、症状緩和は可能だと思います。
こういった症状を持つ多くの患者様は、痛みや
しびれのため、歩くのも辛くなり、なかなか
身体を動かす機会もありません。
患者様が感じている痛みやしびれのうちの
何割かは、神経痛ではなく運動不足が原因の
筋肉や関節由来の痛みなのです。
こういった痛みは治療を重ねるにつれて確実に
取れていきます。
「今日は天気がいいから散歩に行こうかな」
こんな風に思えるようになるまでは、治療を
頼ってみてはいかがでしょうか。
