食欲の異常
- kspbd0067
- 2019年3月12日
- 読了時間: 2分
胃腸の丈夫さには個人差が大きいです。
食欲が旺盛で一度にたくさん食べられる
方もいれば、食欲はあってもすぐに胃が
苦しくなるため、少量ずつ何回かに分け
て食べる方もいらっしゃいます。
少食でも太りやすい方もいれば、大食漢
のわりに太れないという方もいます。
これらは遺伝による体質や、幼少期の
食生活なども関係しています。
成人してからの生活習慣で、朝食は摂ら
ないとか、炭水化物は摂らないとか、
一日一食にしているという方もいらっし
ゃいますね。
医療の立場から推奨したい飲食の習慣と
いうものはあるのですが、すべての人が
強制的に倣えばいいわけではありません。
まずはご自身のなかで、日々体調良く、
将来的にも健康で過ごせるような、
飲食の習慣を見つけてみてください。
そのなかで、いつもと比べて食欲がない
とか、なぜか食べ過ぎてしまうという
時期があると思います。
疲労、体調不良、精神的要因、ホルモン
の影響、代謝の影響など、様々な要因が
考えられます。
東洋医学的には、虚弱、冷え、湿気、
ストレス、疲れ、熱、乾燥などが、胃腸
のバランスを崩したり、機能を低下させ
ることで、食欲に異常が出ると考えます。
食欲不振+元気がない→脾胃気虚
雑穀米、山芋・オクラなどのネバネバ
食材などがお薦めです。
よく噛んで召し上がってください。
食欲不振+雨の日に身体が重だるい
→湿困脾胃
トウモロコシ、ハトムギ、豆類などを
食事に加え、飲酒、水分の摂り過ぎに
注意してください。
食欲不振・過食+ストレスが強い
→肝脾不和
気晴らしをするとともに、酸味の食材、
香味野菜、柑橘類、玉ねぎ、らっきょ
うなどを食事に加えてみてください。
過食+口臭・冷たい水を飲みたがる
→胃熱
アスパラガス、キュウリ、白菜、大根お
ろしなどを、数日続けて積極的に摂って
ください。
食欲のコントロールに苦慮していらっし
ゃる方は多いものです。
ご参考になればと思います。

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