くだもので養生
- kspbd0067
- 8月31日
- 読了時間: 2分
立秋をとっくに過ぎ、夏も終盤のはず
なのですが、まだまだ猛暑が続いてい
ます。
暑さへの耐性は体質により人それぞれ
ですが、災害と評されるような今年の
猛暑は、ほぼすべての人にとって負担
となっているはずです。
熱中症のほかにも、
・室内外温度差によるめまい
・胃腸の冷えによる食欲不振
・眠りが浅い
・イライラする
・冷房による冷えや痛み
・水分・塩分の摂りすぎによるむくみ
・発汗がうまくできないことによる熱
のこもり感
・疲労倦怠感
・外出控えから筋力・体力の低下
などの症状がよくみられます。
東洋医学では、夏は本来、朝早く起き
て出かけるなど、一日活動的に過ごす
と健康に良いとされていますが、早朝
すぐ30℃を超えてしまうようでは、
その養生もなかなかお薦めすることが
できません。
暑さによる疲労は蓄積するそうですの
で、くれぐれも無理をせず、しっかり
体を休めてください。
体調に余裕があったら、冷房を入れた
お部屋でストレッチをしたり、半身浴
で汗をかいてみたり、温かい食べ物で
胃腸を労わったりしてみてください。
夏になかなか活動できないぶん、秋に
しっかり体を動かして体力を回復する
ように計画する必要があるかもしれま
せん。
コロナ禍に続いての毎年の猛暑のせい
か、若い人も含めて患者さんたちの体
力の低下は著しいものがあります。
さわやかな秋の気候が近くやってくる
のを期待して、まずは夏の疲れを回復
させておきましょう。
最近出回り始めた秋の果物を食べるの
も養生になります。
夏に汗をかいて乾いた体を潤し、秋冬
の症状である喉や皮膚の乾燥、カゼを
未然に防ぐ効能があるとされているか
らです。
薬膳の考え方で、薬として食材を選ぶ
のも楽しいかもしれません。
喉の炎症・咳 → 梨
疲労・足腰の弱り → ぶどう
喉の渇き・微熱・二日酔い → 柿
便秘・皮膚の乾燥 → いちじく
冷えほてり・生理痛 → 桃
足腰のだるさ・頻尿 → 栗
脳の老化・冷え → くるみ
果物は冷蔵庫から出し、常温に戻して
から食べると胃腸に優しいのでお薦め
です。
猛暑が早く収まってくれることを祈り
つつ、くれぐれもご自愛されて晩夏を
お過ごしください。























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