五十肩について
- kspbd0067
- 2018年5月15日
- 読了時間: 2分
四十肩・五十肩は同じ症状を指すあだ名で、
正式には肩関節周囲炎といいます。
この疾患で苦しんでいる方は本当に多く、
中年以降の年齢であれば、10人に一人は
経験者がおられるのではないかと思われる
ほどです。
そのわりに病態の解明や治療法はあまり
確立されていないようで、整形外科に行き
飲み薬と湿布を処方されたけれど全然効か
ないとか、一度の注射で治ったとか、注射を
打ったけれど治らないとか、いろいろなお話
を伺います。
肩関節周囲炎の特徴は、肩を動かすと痛くて
動かせなくなるというものです。
肩を軽くひねったとか、重いものを持った
とか、きっかけがあって発症した方もいれば
思い当たることが何もなく、突然発症したと
いう方も多いです。
腕を上に挙げるとか、背中に回す、痛い方の
肩を下にして横向きに寝る、などのことが
出来なくなります。
痛みの強さも様々で、痛みのために夜眠れ
なくなる方もおられます。
左右どちらかの肩だけに発症することが多い
ですが、両方同時に痛くなる方もいますし、
右が治ったと思ったら今度は左が痛くなると
いうこともあります。
ただ、一度治った肩が再び五十肩になると
いうことは希かもしれません。
概ね、痛みの強い時期→痛みが少し緩和し
関節が固まる時期→回復期というように経過
し、治療せずとも2~3年で治ることが多い
ようです。
痛みが緩和してきたら、リハビリとして少し
ずつ動かすことが必要です。
完全に固まった関節は鍼治療でもある程度の
治療期間を必要としますが、治癒までの期間
をギュっと縮めることは出来ます。
五十肩の予防としては猫背にならないこと!
腕を上に挙げて耳にぴったりつけられない方
は、毎日ラジオ体操をしてください。

Comentarios