帯状疱疹後遺症
帯状疱疹という病気をご存知でしょうか。
子どもの頃に罹った水ぼうそうのウイル
スが、神経節の中に生き残っている場合
があります。
普段は免疫によって活動を抑えられてい
るのですが、疲労や心労、加齢や病気
などで免疫力が低下すると、何十年も
眠っていたウイルスが活動を始めてしま
うことがあるのです。
症状は、赤い発疹とピリピリという痛み
が、身体の左右どちらかに現れます。
胸や背中、腰などに出ることが多いです
が顔や四肢に現れることもあります。
目にウイルスが感染すると眼病の原因に
なりますので、顔に症状が現れたときは
注意が必要です。
また、水ぼうそうに罹ったことのない人
にウイルスが感染すると、水ぼうそうを
発症する危険があります。
発疹を触らせたりは、しないでください。
痛みの強さには個人差が大きく、眠れな
いほど痛むケースもあります。
帯状疱疹の痛みは神経痛です。
治療開始が遅れるほど治りづらくなりま
すので、不審な症状がありましたらすぐ
に皮膚科を受診してくださいね。
ウイルスの活動が治まったあとも後遺症
として神経痛が残ってしまうことがあり、
鍼灸治療を希望される方がいらっしゃい
ます。
肋間神経痛や三叉神経痛が多いです。
鍼灸は痛みの鎮静に効果的です。
神経のダメージが大きい場合は治療期間
が長くなってしまう傾向がありますが、
帯状疱疹が治ったあとも痛みで苦しんで
おられる方は、ぜひご相談ください。
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