腰痛について②
腰痛の鍼灸マッサージ治療は、
解剖学的に筋肉や骨格、神経などを
ターゲットとして治療する場合と、
東洋医学的な考え方のもとに
治療する場合があります。
鍼を打つと、その周囲の毛細血管が
開いて組織の血行が良くなります。
また、エンドルフィンという物質が
脳内に放出されることで痛みを抑制
する作用もあります。
血行不良のため組織に老廃物が溜まり、
痛覚を刺激しているタイプの腰痛では、
その組織(筋肉や椎間関節など)を
適切に刺激することで痛みを緩和する
ことが出来ます。
プラスして筋膜の連結の観点から
下肢の治療も加えていきます。
また、東洋医学的には腰と関係の深い
腎臓のエネルギー(気や精)を補う
治療が効果的です。
腰痛の患者さんの腰を触診すると、
張りがなくぐにゃりと軟弱なケースが
あります。そういったときには、
お灸を使うと鍼以上の効果が上げられる
こともありますよ。
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