メンタルを守る
連休は終わりましたが、東京は自粛期間
の延長ということになりました。
感染防止のための新しい生活規範を導入
しつつ、社会生活の再開を模索していく
段階に入っていますね。
例年ですと、この時期は「五月病」が
話題になったりします。
入学や入社などで4月から緊張が続いて
いた人たちの疲労がピークに達する時期
であり、環境にうまく適応できない不安
や焦りが噴出しやすく、連休明けから、
登校や出社が難しくなる人が一定数あら
われるといわれます。
今年の春は、前代未聞の感染症により、
ほぼすべての人が生活に影響を受けたと
言っても過言ではありません。
感染への不安が強い人、経済的に大きな
打撃を受けた人、外で遊べない子ども、
子どもの世話をする大人、慣れないテレ
ワークを強いられた人、他者と会えない
孤独に苛まれる人…。
つらいのは自分だけではないと自身に言
い聞かせても、緊急事態宣言から1か月
が過ぎ、疲労やストレスが無視できない
くらい強まってきている方も、おられる
のではないでしょうか。
いまは、すべての人に五月病のリスクが
あるようなものかもしれません。
体調に気をつけている方は多いと思いま
すが、精神面は大丈夫でしょうか。
・眠れない
・食欲がない
・なにもする気にならない
・以前は楽しめていたことが楽しく感じ
ない
・気分が落ち込みやすい
・考えがまとまらずパニックになる
・衝動的になる
・四六時中飲酒してしまう
このようなことはないでしょうか。
1日にわずかな時間でも、自分自身と
向かい合って、おかしなところがないか
確認しましょう。
平時ならば他者が異常に気づいてくれた
り、話を聴いてくれて解決することも多
いのですが、いまはそれもままならない
からです。
十分に身体を休めてもメンタルの調子が
良くならないときは、すぐに専門家に相
談してください。
早期の対策が重要です。
メールや電話で相談できる窓口もありま
すので、活用してください。
自宅から出ずに仕事ができるようになっ
ても、ワーカホリックにならないように
気をつけましょう。
睡眠時間や休息時間をきっちりととり、
夜に眠って昼に活動しましょう。
日光を浴びる時間が少ないと、神経伝達
物質の分泌がうまくいかず、脳内の環境
に良くないので、お気をつけください。
向き不向きがあるとは思いますが、テレ
ビ電話やZoomなどを活用して、他者と
のつながりを保つことも、孤独感の解消
には良いのかもしれません。
いずれにしても、いまは多かれ少なかれ
どなたにとっても、ストレスがかかって
いる状況であることを、おぼえておいた
ほうがいいです。
どうか無理をせずに、弱音を吐き、助け
も呼び、泣いたり怒ったりしながらでも
なんとか1日1日過ごしていきましょう。
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