胸郭出口症候群
胸郭出口症候群とは、腕や手のしびれや
筋力の低下につながる疾患です。
上肢の神経は、背骨の首のあたりから
出て、血管とともに、鎖骨や肋骨や筋肉
で囲まれた狭い隙間を通過し、腕の方に
分布します。
なで肩や猫背の方では、この隙間がさら
に狭くなってしまうため、神経や血管が
圧迫され、腕や手のしびれや、肩甲骨
周りの痛みなどが起こる場合があるの
です。
電車のつり革をつかんだり、洗濯物を
干すときのように、腕を上に挙げる動作
でしびれが強くなります。
圧迫が長期になると、握力が低下したり、
手の筋肉が痩せてきたりすることもあり
ます。
症状の改善には、猫背の方は姿勢の見直
し、なで肩の女性は適度な筋力トレーニ
ングなどが効果的です。
参照:https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_232.html
胸郭出口症候群の方は、首や肩、胸や
背中が、かたく凝り固まっていることが
多いです。
この部位の血行を良くするために、鍼灸
やマッサージも有効です。
神経や血管を圧迫している可能性のある、
前斜角筋、中斜角筋、小胸筋などの筋肉
に、鍼を打ち、電気を通す、低周波鍼通
電という治療をすると、すみやかに症状
が軽減することが多いです。
上記の症状でお困りの方は、ぜひご相談
ください。
