耳鳴り

ほかの症状で治療を続けている患者さま

から、ふとした時、思い出したように、

「そういえば、以前から耳鳴りがするん

ですよー」

と伝えられることが、本当によくありま

す。

 

四六時中ずっと耳鳴りがしているという

方、時々耳鳴りが出る方など様々ですが、

この症状をお持ちの方は、潜在的に膨大

な人数に及んでいるのではないでしょう

か。

 

耳鼻科を受診していない方も多いよう

です。

耳鳴りは長引くほど治りづらくなり、

将来的に聴力減退の原因ともなる可能性

がありますので、早めに一度病院を受診

されることをお薦めいたします。

 

当院で耳鳴りの治療をする時は、東洋医

学の理論をもちいます。

 

東洋医学的にみても耳鳴りの原因は様々

あり、強いストレスや過度の飲酒、外邪

の感受(ウイルス性など)、病後や出産

後の体力低下、老化によるものなどが

挙げられます。

 

ザーザーという潮騒のような音、ドンド

ンという太鼓のような音、キーンという

金属的な音などが、四六時中感じるほど

の音量で聞こえる場合は、実証を疑いま

す。

 

実証とは、身体に不要なものが入ってし

まったり、過剰になっていたり、流れが

滞ったりしている状態のことです。

 

耳鳴りと同時に、イライラや目の充血、

頭痛やめまいなどもあるときは、ストレ

ス性の可能性があります。

 

胸がムカムカしたり、舌に黄色くて厚い

苔がベッタリついていたり、喉の渇きや

不眠、夢をたくさん見るなどの症状が

プラスされている方は、過度の飲酒や

喫煙、暴飲暴食が原因かもしれません。

 

脈打つような痛みや発熱をともなう耳鳴

りのときは、中耳炎などの細菌感染の

可能性がありますので、すぐに病院を

受診なさってください。

 

実証の耳鳴りを治療するときには、身体

の上部にのぼりすぎている”気”を下した

り、”津液”の滞りを除いていきます。

 

同時に、気晴らしや飲食の正常化など、

生活面での見直しも必要となります。

 

実証とは逆に、身体に必要なものが不足

している状態を虚証といいます。

 

虚証の耳鳴りは、音量が小さく、セミの

鳴き声のように感じられ、静かな場所に

いる時は意識しますが、雑音が多い場所

にいる時や作業中などは忘れていること

も少なくないようです。

 

体力の低下や虚弱体質、老化による耳鳴

りなどが虚証に該当します。

 

”気”や”血”、五臓の”腎”などを補うこと

が治療になります。

 

過労の場合は休息が必要ですし、滋養に

富む食事を摂って体力の回復に努める

ことも、虚証の耳鳴りの改善につながり

ます。

 

高齢になってからの耳鳴りや、耳が遠く

なってきたというような症状には、腎を

補う黒い食材がお薦めです。

 

黒豆、黒ゴマ、黒きくらげ、昆布などを

普段のお食事にほんの少し、とり入れて

みてください。

 

 

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