連休中の養生
明日から10連休ですね。
例年のゴールデンウィークよりも連休を
とる人が多いといわれていますので、
場所によっては相当な混雑が予想され
ます。
インフルエンザが再び流行し始めている
との報道がありますから、お疲れ気味で
免疫力が落ちている方はご注意なさって
ください。
さて、毎年連休明けに増加するのが五月
病といわれる症状です。
無気力感や意欲の喪失などの、うつの
ような精神状態のほかに、だるさや食欲
不振、動悸などの、身体的な症状が出る
ことがあります。
春から新生活を始めた方に多いといわれ
ていますが、普段から環境に対するスト
レスや不安感が強い方、頑張りすぎの
きらいがある方なども、長期の休みを
きっかけに発症する場合があります。
せっかくの連休ですから、疲労回復や
ストレス解消に使い、五月病の予防に
活かしたいものです。
まずは、生活習慣を変えすぎて自律神経
が乱れてしまうのを防ぎましょう。
お疲れ気味のときに、睡眠を普段より
多めにとったり、なにもせずゆっくり
過ごすのは悪いことではありません。
ただ、夜更かし→朝寝坊→夜眠くない、
の悪循環に入ると、自律神経が乱れて
だるさを感じることがあります。
連休の半ばを過ぎたら、午前中には起き
て朝日を浴び、朝食を摂るようにしま
しょう。
これにより体内時計がリセットされます
し、朝食は幸福ホルモン・セロトニンの
材料となりますので、精神の安定にも
効果的です。
ゆっくり過ごしても身体の疲れがとれ
ないときは、軽く運動をしてみてくだ
さい。
無気力なときも、すこし無理をして身体
を動かしたほうが、血が巡ってスッキリ
することがあります。
趣味に時間を使ったり、友人と会って
話すなどのことも気晴らしになります。
普段忙しくて出来ないようなことを、
やってみるのもいいですね。
東洋医学的には、イライラや鬱々が強い
ときは、柑橘類や香草類、らっきょうや
玉ねぎなどを食事に取り入れて、気を
巡らせます。
不安感が強かったり、不眠の傾向がある
方は、ニンジンやホウレンソウ、小松菜、
赤身の肉などを食べて血を補います。
疲れがとれなかったり、食欲不振に陥っ
ている方は、雑穀やキノコ、オクラ、
カボチャなどを食べて気を補います。
健康で、良い連休をお過ごしください。
