不妊症と鍼灸
お子さんをなかなか授からず、
お悩みのご夫婦が増えています。
日本人夫婦5~6組中1組が不妊とも
いわれているのです。
婦人科などで検査を受けても、原因が
特定できないことが多いです。
晩婚化が進んでいるので、ご夫婦とも
35歳を過ぎると、すぐに高度生殖医療を
勧められることもあるようです。
鍼灸治療は高度生殖医療との併用が可能です。
私も女性鍼灸師として10年前から不妊症治療に
携わってきましたが、体外受精などの成功率を
高める効果は確かにあると思います。
治療の前に申し上げておきたいのは、
まず医療機関でご夫婦ともに検査を受けて
いただきたいということです。
不妊の原因はご主人の側にある場合も多いです。
奥様ばかり責任を感じて鍼灸を受けに
いらっしゃってもなかなか授からない場合が
あります。
あとは生活習慣の見直しをぜひなさってください。
デスクワークの方には、骨盤内臓の血行を良くする
ために運動をお勧めいたします。
エネルギーの高い旬の食材を召し上がっていただき、
睡眠不足を避け、不妊治療にのめり込まないよう、
適度にストレス解消もしてください。
タバコや体を冷やす行為は厳禁です。
仕事が激務の方や、セルフケアを頑張っているのに
なかなか授からない方には、治療の出番です。
採卵がうまくいかない、受精卵の分割がうまくいかない、
着床がうまくいかない、などの方は高度生殖医療の
前に、すこし鍼灸治療で体調を整えませんか。
