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幻想振動症候群

携帯電話が鳴っている、と思って慌てて

手に取ると、着信はなく気のせいだった

…ということはないでしょうか。

スマートホンの使い方は人それぞれです

が、その便利さから、おおむねデバイス

の役割は拡大の一途をたどっています。

メールや電話だけでなく、SNS上の反応

や、各種アプリから届く通知など、ひっ

きりなしに情報が届いているという方も

おられるのではないでしょうか。

着信音が鳴ったとか、バイブレートして

いるように錯覚することも、多くの人が

経験しているようです。

ただしこのようなことを、静かな場所に

いるのに1日に何回も経験したり、着信

が気になって他のことが手につかないな

ど、慢性的に生活に支障が出ている場合

は、幻想振動症候群といえるかもしれま

せん。

幻想振動症候群は正式な疾患名ではあり

ませんが、幻覚や強迫観念が関与してい

る場合もあり、ひどくなると精神医学を

必要とする可能性もあるといわれます。

テレワークが急激に普及し、労働時間と

生活時間が混在するようになったことで

このような症状を訴える人が増加してい

るようです。

錯覚や幻聴などのほかに、

・ストレスや疲労が強い

・よく眠れない

・飲酒が多い

・過食や拒食の傾向がある

・うつ病や依存症などの経験がある

このようなことがありましたら、とくに

ご注意いただき、早めに医師にご相談な

さったほうが良いかもしれません。

日常的な養生は、デジタルデバイスから

適度な距離をとることです。

昼間に短時間でも、スマートホンを家に

置いて散歩に出てみるのはいかがでしょ

うか。

仕事のことは考えず、咲いている花や、

木の葉の緑、空気の匂いなどを感じてみ

てください。

興奮していた脳が鎮静化され、感覚との

バランスが良くなりますよ。

星空散歩治療院 幻想振動症候群

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