耳鳴りと教育的カウンセリング
今年の夏は地震や豪雨災害が頻発する
厳しいものになってしまいました。
インフルエンザが早くも流行期に入る
など、気候や世情の不安定さが極まっ
てきているようにも感じます。
東京は猛暑と涼しさが交互に訪れて、
体調を揺さぶられている方も多いだろ
うと思います。
引き続き熱中症には警戒しつつ、曇り
や雨の日は意識して日光を浴びるよう
にすると、自律神経が安定しやすいか
もしれません。
さて、耳鳴りがある方はとても多く、
人口の1割以上といわれています。
音はキーンという高音や、ザーという
低音など様々で、すぐに感じなくなる
方もいれば、10年以上も治らず生活
に支障を来している方もおられます。
原因は加齢、騒音、耳の病気、薬剤の
副作用など多岐にわたりますが、耳鳴
りを訴える患者さんの9割以上に難聴
がみられるそうです。
難聴が起こっているときは、耳から脳
へと、特定の周波数の音を伝える聴覚
信号が、弱まったり、途絶えたりして
います。
不足した聴覚信号を補おうとして脳が
過敏になった結果、本当は音が鳴って
いないのに、脳が勝手に音を作り出し
てしまったものが耳鳴りだそうです。
世界中で治療法の研究が続けられてい
ますが、耳鳴りを完全に消す方法は、
まだ確立されていません。
ですが、耳鳴りは脳が作り出す音であ
るならば、脳を安心させることで改善
の可能性もあるということで、教育的
カウンセリングという方法が注目され
ています。
専門医から、聞こえの仕組みや耳鳴り
発生のメカニズムなどを説明してもら
い、理解を深めることで不安や苦痛を
軽くしていくというものです。
耳鳴りでお悩みの方で、原因が特定さ
れず処方薬の効果も感じられないよう
なときに、専門外来を探してみていた
だけたらと思います。
耳鳴りは重症度が高いほど、精神疾患
の合併率が増加するといわれます。
耳鳴りを消すというより、音と上手に
つき合い苦痛をやわらげることを目標
に、専門医にご相談の上、いろいろな
方法をお試しになってみてください。























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